意見・体験記:消防の将来像
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  消防の社会的価値 ■6 / inTopic No.1
  
投稿者/ 出張所暮らし -(2006/08/22(Tue) 23:40:41)

 私は消防という職務はとてもやりがいのあるものであると思っています。現代社会で最も困っている人たちを助けることができる知識技術をもっている組織は消防でしょう。
 ここで問題です。消防という組織は「断る」ということを基本的にしません。なんでも「助けて」と言われたらやってしまいます。アニマルレスキュー、酔っ払いや常習の救急搬送、我々は「なんでも屋」ではないと思うのです。消防という組織の行政サービスの範囲を明確に主張することが必要かと思います。


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  Re[1]: 消防の社会的価値 ■11 / inTopic No.2
投稿者/ あおい -(2006/09/11(Mon) 20:53:51)

 出張所暮らしさんはじめまして。大変なお仕事ご苦労様です。
私は精神医療と福祉関係の仕事に就く者です。職業柄、日々消防職員様特に救急隊の皆様にはお世話になっています。
 おっしゃるとおり消防のお仕事は、「断る」ことをしない・「助けて」と求められれば応じるという大変なものかと思いますが、一般市民にとっては他に代わりのないスーパーマンのような存在です。出張所暮らしさんが、その業務実態を「何でも屋ではないはずなのに・・」と訴えられることのなかには、より緊急を要する事案が発生したときに応じられない恐れについての警鐘があるのかなと素人ながら勝手に考えました。
 専門性の必要な、特殊性の高い危機に対する援助が消防の本来業務なのかもしれませんが、そのような危機的状況が、一つの署の管轄する地域で発生する割合はどの程度なのでしょう?不勉強なので失礼な発想かもしれませんが、もしも状況が許すのであれば、危機的状況がやや低くて日常に即した「困りごと」であっても対応してくださる方が行政管理のお仕事として存在しているのは、市民にとってとても心強いことと思います。それこそ困ったとき・助けて欲しいと思ったときに、「なんでも屋」を探して対応してもらうことには信頼感の面で抵抗があります。申し訳ないなと思いながら、どこに電話していいか分からないままに消防や警察に連絡をすると即応してくださったという経験を周囲からしばしば聞くことがあります。そんなとき、本当にありがたいなと思いますし「他にここまでやってくれるとこないよね」「本当に立派なお仕事だよね」という感想が多数出ます。
 こんなことはほんの一部ですが、危機的状況の特殊性の低い事案であっても真摯に対応してくださる消防の皆様への一般市民の「感覚」は、どんなことでもやってくれるんじゃないの?という軽んじた気持ちや便利屋として使ってやろうというものではないのはもちろん、現在の市民サービスを含めた消防のあり方の恩恵を確実に享受しながら安心して市民が生活を送っていることをお知らせしたいなと思いました。
 「消防の社会的価値」は、特殊性の高い事案など、より専門性に特化した救援集団として役割を絞ってしまうよりも、一般市民の多様な困りごとに高い信頼性で即応してくださることにあるように思います。その分、職員様の日々のストレスは高いと思いますが、「なんでこんなことまで」と歯がゆく思われる事案の中には「消防でなければ対応するものがいないので本当に助かる」ものや「もともと命に別状は無くても応じてくれたことで精神的に救われた」という利用する側にとっての確実な手ごたえと感謝があるように思います。
 こんなこと、現職でご苦労の多い出張所暮らしさんには奇麗ごとで甘えた市民の感想に聞こえるかもしれません。それに、確かにいくら感謝されようが頻繁に救急車を呼んでしまう方々へ消防だけが延々対応することが妥当だとも正直思いません。でも、日々のご苦労のおかげで感謝の気持ちでいっぱいの市民が大勢いることや、現在の消防のあり方によって充分すぎるほど社会的価値は高く維持されていることをお話したいと思いました。
 短くまとめようと努力しましたが、結果こんなになってしまい読みづらくて申し訳ありません。同業の方への問題提起であったかと思いますが割り込んで長々とすみませんでした。いつも本当に感謝しています。ありがとうございます。


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  Re[2]: 消防の社会的価値 ■12 / inTopic No.3
投稿者/ 出張所暮らし -(2006/09/12(Tue) 11:18:32)

 あおいさん、私の意見に丁寧に答えていただいてありがとうございます。最近、火災が減少して、拡大業務(サービス業務)が増えている中で、自分の仕事は何ナノか迷ってしまいこのような意見を書きました。
 消防を頼りにしている人がいる限り、我々は最大限努力する必要があるのかもしれません。自分で消防の仕事はここまで、これしかやる必要がないと決めてかかったいたから、それ以外の要請にストレスを感じるんですね。
 これからはもう少し柔軟に一般の人に何ができるかを考えて業務に当たりたいと思います。
 


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